こんにちは、渋谷の会計事務所で所長を務めている植村拓真です。
働きながら税理士を目指すのは、仕事と受験勉強の両立が大変なので時間がかかります。
受験勉強に専念するわけではないため、税理士資格の取得までに10年以上かかる方もいます。
では、働きながら税理士を目指すと全員10年以上かかるのかと言うと、そうではありません。
効率良く計画的に受験勉強を進めている方であれば、天才ではなくても数年で税理士資格を取得する方もいます。
本記事を読んでいる方は、税理士資格を取得するまでに何年かかるのかが気になっていると思います。
先が見えないと気が滅入りますよね。
そこで今回はそんな方に向けて、税理士を働きながら目指すなら何年かかるか・最短で目指すコツについて解説します。
受験生の性格や生活・職場の環境にもよりますので、あくまで目安程度にご覧ください。
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そもそも働きながら税理士になるのは無理?
本記事を読んでいる方の中には、
と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から述べますと、働きながら税理士資格を取得するのは無理ではありません。
税理士試験には合格の難易度が高い科目もあるので、仕事を辞めて受験勉強に専念する方がいます。
しかし、働きながら税理士になった方もいます。
「専念せず働きながら税理士試験は無理!」とかいうアドバイス見るけど、おかれた環境は様々。
私自身、金融機関勤務3年8ヶ月で官報合格。
税理士試験は「勉強」でなく「練習」。学んだことをどれだけ必死に体に染み込ませるか。
諦めずにやりきれば必ず受かる。
夫々の環境でベストを尽くすだけ。— GG (@PE5tSAIOHZbGx9Z) April 12, 2022
僕が働きながら税理士になったというと驚かれる時もあるのだが、「貴方よりもずっと忙しい中で時間を無理やり捻出してやってたんだがなぁ…」と言いたい気持ちをぐっと堪えつつ、まぁほとんどの人は『難関試験に合格=頭良い』の認識であり、「実直な努力家である」という評価は置き去りにされるのです
— YUSUKE INAGAKI / CFO (@yinagaki777) August 22, 2021
税理士になるまでにかかる時間は、環境次第なので人それぞれです。
しかし、税理士試験は科目合格制を採用しているため、働きながら税理士になるのは無理ではありません。
一度合格した科目は再受験する必要がなくなるので、諦めずに根気良く受験勉強を継続して合格を勝ち取りましょう。
後ほど解説しますが、働きながら税理士を目指すなら環境作りが重要です。
ご自身の身を置く環境次第では、税理士資格の取得までに10年以上かかってしまう恐れがあります。
働きながら税理士を目指したいと考えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
働きながら税理士試験に合格するには何年かかる?
働きながら税理士を目指すといっても、受験生によって環境はさまざまです。
実家に住んでおり受験勉強に集中しやすい方がいれば、ブラック企業で働いていて受験勉強に時間を割く余裕がない方もいます。
結婚していて、自分だけのことに集中できない方もいらっしゃるでしょう。
そこで本項目では、働きながら税理士試験に合格するには何年かかるのかについて、時間を確保できるケースとできないケースの2パターンに分けて解説します。
すでに税理士試験の受験資格を有しており、5科目を受験することを想定しています。
あくまで目安ですので、参考程度にご覧ください。
時間を確保できる場合
受験勉強に割く時間を確保できる方であれば、税理士試験の合格までにかかる時間は5~6年程度です。1年に一科目合格できれば順調です。
完全週休二日で定時に退勤できる、試験前にまとまった有給を取得できるなど、受験勉強に集中しやすい職場に就職していれば、税理士試験に5~6年で合格できるでしょう。
時間を確保できない場合
逆に、
- 土日祝日の出勤や残業が当たり前
- 試験前に休みを取れない
- 既婚で自分のことだけに時間をかけられない
など、受験勉強にかける時間を確保できない環境にいる方は、税理士試験に合格するには10年以上かかるでしょう。
1年に一科目合格するのは難しいので、2年で一科目合格できれば順調です。
働きながら最短で税理士を目指すコツ
ここまで記事を読み進めて
と感じた方がいらっしゃると思います。
繰り返しになりますが、税理士試験は科目合格制を採用しています。
環境にもよりますが、余裕を持って合格できる試験ですので、諦めずに根気良く合格を目指してみましょう。
そして、税理士になるまでの時間は工夫すれば短縮できます。
本項目で解説しておきますので、税理士を目指すうえで参考にしてみてください。
税理士資格の取得支援ありの会計事務所に就職する
働きながら最短で税理士になるなら、税理士資格の取得支援がある会計事務所または税理士事務所に就職しましょう。
職場が税理士資格の取得支援を行っていれば、税理士試験に合わせた勤務にしてもらえます。
たとえば、弊所はフレックスタイム制を採用していたり、有給の試験休暇を取得できたりする会計事務所です。
税理士を目指すスタッフさんには、予備校や勉強時間に合わせて働いてもらっていますし、試験前には有給でまとまった休暇を取得してもらっています。
他にも、弊所のように税理士資格の取得支援を行っている会計事務所や税理士事務所はありますが、フレックスタイム制ではなかったり有給の試験休暇がなかったりします。
就職、転職先を選ぶ際は、求人をよく確認しておきましょう。
税理士資格の取得支援を行っていない職場に就職してしまうと、仕事を優先させられて税理士試験にいつまでも合格できない恐れがあります。
予備校を活用して受験対策する
独学に税理士試験に合格している人はいますが、やはり予備校を活用して受験対策を行ったほうがよいでしょう。
予備校では勉強の進め方はもちろん、過去問を徹底的に分析したうえで受験対策について教えてもらえるからです。
予備校に通うお金がもったいないと感じる方がいらっしゃると思いますが、いつまでも合格できないで受験勉強に費やし続ける時間のほうがもったいないです。
税理士になれば、お金は取り戻せますが時間は返ってきません。
働きながら一人で受験対策を行うのは想像以上に困難ですので、予備校に頼れるところは頼ってサクっと税理士試験に合格しましょう。
まとめ
今回は、税理士を働きながら目指すなら何年かかるかについて解説しました。
働きながら最短で税理士を目指すなら、税理士資格の取得支援を行っている会計事務所または税理士事務所に就職しましょう。
弊所のように、フレックスタイム制を採用していたり有給の試験休暇を取得できたりする職場であれば、仕事と受験勉強の両立は難しくありません。
逆に、税理士試験に理解がない職場に就職してしまうと、資格取得よりも仕事を優先させらるケースもあります。
いつまでも税理士試験に合格できない恐れがあるので、就職先を選ぶ際は求人で「税理士資格の取得支援を行っているかどうか」を確認しておきましょう。
また、税理士試験に合格するまでに実務経験を2年以上積んでおけば、スムーズに税理士になれます。
ですので、税理士登録に必要な実務経験を積めるかどうかも、就職前に職場に確認しておきましょう。