書く勉強・ノートを作る勉強は無駄

こんにちは、東京の会計事務所で所長を務めている植村拓真です。

あなたは普通の勉強のやり方と聞いて、どういうものを思い浮かべますか?何か勉強をするときには、ほとんどの人が学校や予備校の授業を受けるわけですよね。

 

授業では先生が教壇に立って、今学習している分野のことをペラペラと喋り、黒板に内容を書きます。そして、生徒が黒板に書かれている内容を、ノートに書き写します。

こんな感じで、世間的には板書を書き写してノートを作ることが、効果的な勉強法とされています。

 

私が学生の頃も、蛍光ペンや色ペンなどを使って見やすいまとめノートを、長い時間かけて一生懸命に作っている同級生がいました。

表紙にはカラフルな模様とか、可愛いキャラクターの絵とかが書かれていて、まとめノートがまるで一つの芸術作品のようでした。

ハッキリ言います。

こういうの時間の無駄ですよ

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ノート作るよりテキストを何回も読む方が効率的

確かに、キレイにまとめられたノートを作れると気持ちが良いです。それにノートを作ると、かけた時間分勉強した気分になれますよね。達成感もすごいです。

・・・で?

それが実際に試験問題を解くうえで、何の役に立ちますか?そもそも、ノートを作ったところで見返しますか?

 

復習したいと思ったら、ほとんどの人が元からキレイにまとめられているテキストを見るでしょう。

まとめノートを作ったところで、復習のときに結局テキストを見るなら、ノートの作成に使った時間は無駄です。

「いやいや、ノートを作っているうちに、頭の中で学んだ知識が体系的に整理されていくし無駄じゃない!」

と思う人がいるかもしれません。

しかし、知識を整理することは、テキストを読んでいくうちに自然にできてくるのではないでしょうか。

 

そもそも、書くことって、不必要に時間がかかりすぎるのです。読むのにかかる時間が1だとすると、書くのには5くらいの時間がかかります

つまり、テキストに書いていることをノートに1回書き写している間に、同じ文章を5回も読めるのです。

そして、どちらのほうが知識が定着しやすいかというと、当然5回読んだほうに決まっています。知識を定着させるうえで重要なことは、同じことを何度も繰り返すということだからです。

 

これは脳科学でも証明されている事実で、

何度もインプットを繰り返すことで、学んだことが記憶として定着しやすくなる

と、脳科学者の茂木健一郎さんも言っています。

インプットの方法としてノートを作るのは非効率

また、板書やテキストの文章をノートに書き写すときって

  • どうやってノートにまとめるか
  • どの蛍光ペンを使うか
  • 文字のサイズはどうするか 

みたいに、ノートをキレイにまとめることを強く意識してしまいます。

要は、ノートの作成が目的になってしまっているのです。ノートを作るのは、あくまでもインプットのための手段に過ぎないのにです。

 

そのせいで、インプットがうまくできていない人が続出するわけです。

このように、書く勉強・ノートを作る勉強はマジで時間の無駄です。

事実、先ほどお話したキレイなノートを作っていた同級生は、お世辞にも成績が良いとはいえませんでした。

一方の私は、ノートの字が汚いとか言われたり、ときには板書をノートに書き写してなかったりしましたが、定期テストでは良い点を取れることが多かったです。

これは、書く・ノートを作るというムダなことに時間を使わず、テキストを何回も読むという効率的な方法でインプットしていたおかげです。

 

また、勉強するときには、定期的に問題を解いて知識をアウトプットしないと、自分がどこまでちゃんと理解できているか分かりません。

実際にアウトプットすることで、初めて自分の理解が甘い分野弱点などがハッキリ分かります。そして、判明した自分の弱点だけに集中して勉強すること。これが効率の良い勉強法です。

このように、効率の良い勉強をするためには、アウトプットの時間をできるだけ増やしていく必要があるのです。

 

そのために、知識のインプットに使う時間はなるべく最小限にすべきです。極端な話をすれば、テキストを一通りさらっと読んだら、もう問題集を解き始めても構いません。

それなのに、キレイなまとめノートを作ることに長い時間をかけている人は、ハッキリ言って時間の無駄です。インプットに時間をかけ過ぎなのです。

その結果、問題を解く段階になってようやく、授業で学んだ知識が全く頭の中に入ってなかったことに気付くのです。

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問題を解くときはノートに書いても良い

実際に問題を解くとき、すなわちアウトプットするときは、手を動かして下書きや解答を書いて良いです。

  1. 単純にアウトプットの方法が書くことしかない
  2. 頭の中では分かっていたつもりでも、問題を解いたときに解答が書けないかもしれない

理由は上記のとおりです。

そして、この書けないという状態が自分の理解度や自分の弱点をハッキリさせてくれます。

 

ただ、問題を解くときにも、書く作業はなるべく最小限にしましょう。先ほどお話したとおり、書く作業に不必要に時間がかかるからです。

特に、公認会計士の論文式試験の勉強をしているとき、長い論述を書かせるような練習問題があったんですけど、私はその解答をバカ正直に、全部丁寧に書きませんでした。

具体的には、答案構成をしたあと、答案に書くべき内容を箇条書きで書いただけでした。それが終わったら、すぐに解答・解説を見るようにしていましたね。

これだけでも、自分の知識の確認やアウトプットの練習には十分効果があります。

まとめ

結局、今回の記事でお伝えしたかったのは、勉強するときは書く作業にこだわりすぎるなということです。

学校教育では、教師が授業で作らせたノートを提出させたり、ノートをキレイにまとめることを褒めたりして書くことを無駄に勧めてきます。

 

しかしながら、ハッキリ言ってあれは無駄です。試験を突破するための、効率的な勉強法からは程遠い勉強です。

一度の書く勉強よりも何度も読む勉強、これが一番効率的な勉強法です。成績が伸び悩んでいる人は気付いていません。

ですので、インプットのときに、とりあえず学校で教えられた書く非効率な勉強をしてしまいます。そして、そういう人たちを尻目に読む勉強をしている人がサラッと短期合格します。

 

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