こんにちは、渋谷駅近の会計事務所で所長を務めている植村拓真です。
会計事務所への就職を検討しており業界について調べている方であれば、悪い評判を目にした方もいらっしゃるでしょう。
数ある会計事務所の中にはブラックなやばい事務所もあり、入ってしまうと無理なノルマやいじめなどが原因で辞めなければならなくなります。
そこで今回は、会計事務所のあるあると入ってはいけない事務所を回避する方法について解説します。
本記事で紹介する内容を参考にして、安心してスキルアップできる会計事務所に就職しましょう。
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会計事務所のあるある:人間関係編
会計事務所の良くないあるあるは、
- 人間関係
- 仕事
主に上記の2種類に分類できます。
まずは、人間関係の良くないあるあるを3つ紹介するので、確認しておきましょう。
①所長の人柄が横柄で精神的につらい
人柄が横柄な所長のもとで働くスタッフが精神的につらい思いをしているケースは、会計事務所あるあるです。
会計事務所の所長を務めている方の中には、
- 親から事務所を引き継いだ
- 資格取得後すぐに独立開業した
上記のような理由から社会経験が浅く、経営者に向いていない方もいるからです。
小規模な会計事務所ほどスタッフが少ないため、良くも悪くも所長の性格や指示が組織の雰囲気や業務に影響しやすい傾向があります。
横柄な人柄の所長が運営する小規模な会計事務所に就職してしまうと、
- 残業や休日出勤を強いられる
- 指導ではなく単純に罵倒される
- ストレスの捌け口にされていじめられる
上記のような目に遭ってしまう恐れがあります。
②クライアントとの距離が近くて休みを確保できない
クライアントとの距離が近すぎて、プライベートまでクライアントのために時間を使っている会計事務所もあります。
たとえば、所長が休日にクライアントから飲み会に誘われて、断れずに参加してしまうケースがあります。
所長から
といった旨の連絡が入れば断りづらいので、休日を潰さなければなりません。
クライアントと良好な関係を築きたいがために、所長だけでなくスタッフまで休日を費やしている会計事務所もあります。
会計事務所のあるある:仕事編
続いては、会計事務所の仕事に関する良くないあるあるを6つ紹介します。
本項目の内容に当てはまる会計事務所も、入ってしまうといずれ転職しなければならなくなる恐れがあります。
ですので、就職先を探すうえで、本項目の内容を参考にしてみてください。
①クライアントのペースに合わせる事務所で残業が多い
クライアントのペースを受け入れて残業ばかりしている会計事務所もあります。
クライアントからの契約解除を過度に恐れている所長の会計事務所ではあるあるです。
業務の期限は各種申請や申告などによって異なりますが、クライアントには
上記のようにせっかちな人がいればのんびりな人もいます。
②所長や上司が新人を教育しない・できない
会計事務所では、上記のように考えて新人を教育したがらない所長や先輩が在籍しているケースがあります。
そして、新人を教育する環境が整っていない会計事務所もあります。
人員不足で新人教育に回せるスタッフがいない、新人用の研修やマニュアルが用意されていないといった会計事務所もあるので、就職先を選ぶ際は新人を教育する体制が整っているかを確認しておきましょう。
③昇給基準が曖昧で給料が上がらない
会計事務所では昇給基準が明確に設定されておらず、いつまで経っても給料が上がらないケースがあります。
いずれ転職または独立される恐れがあるため、給料を上げてでも長く在籍してもらおうと考えていない所長がいるからです。
そして、所長がスタッフに対して替えが効くと考えている場合も、昇給基準を曖昧にして給料を上げようとしません。
④クライアントのクセが強くてコミュニケーションが難しい
会計事務所のクライアントとも人間ですので、クセが強い人もいます。
クライアントとの日々のやり取りの中で、揉めてしまうケースも少なくありません。
クライアントからすればやり取りしているスタッフが、税理士であろうと税理士補助であろうと関係ないため、要望があればハッキリ伝えてきます。
そのため、新人であろうとも「こんなこともわからないんですか?」と強めの口調でクレームを入れられるケースもあります。
⑤保険関連の商品販売ノルマがある
会計事務所では、保険関連の商品の営業ノルマが設けられているケースもあります。
保険代理店の登録を行なっている事務所は、クライアントに保険関連の商品を販売して売れると、保険会社から手数料を受け取れるからです。
また年々、独立開業する税理士が増加しているため、新規の顧問先を開拓するのもハードルが上がっています。
そのため、保険関連の商品販売ノルマをスタッフに課している会計事務所もあります。
⑥仕事と税理士試験との両立が難しい
会計事務所で働いている人の中には、働きながら税理士資格の取得を目指している人もいます。
個人の性格や職場の環境などにもよりますが、仕事と勉強を両立できていない人もいます。
会計事務所の仕事と勉強を両立できていない主な原因は、所長が税理士試験に理解がないことです。
「税理士資格を取得したあとに辞められる恐れがある」と考える所長は、税理士試験を受験させてくれなかったり、試験前に有給を取得させてくれなかったりします。
入ってはいけない会計事務所を回避する方法
繰り返しになりますが、良くないあるあるが多い会計事務所に就職してしまうと、心身ともに疲弊して転職先を探さなければならなくなります。
働き方改革を進めている会計事務所もありますが、考え方が古い所長の事務所はブラックなままです。
ですので、会計事務所への就職を検討している方は、入ってはいけない会計事務所の特徴を知って回避する必要があります。
入ってはいけない会計事務所の特徴は、以下のとおりです。
- 閑散期なのに夜遅くまで事務所の電気がついている
- 所長の性格がブラック(人柄が横柄)
- 未経験者の年収が300万円未満で初日から激務
- 所長の年齢が高くてスタッフの平均年齢が若い
- 薄利多売で利益率が低い
- 税理士試験に理解がない
最低限上記の内容を確認しておけば、ブラックな会計事務所の求人への応募を回避できます。
特に、税理士資格の取得を目指している方は、税理士試験に理解がある会計事務所かどうかを確認しておきましょう。
税理士試験に理解がない会計事務所に就職してしまうと、資格取得を諦めさせられるケースもあります。
ですので、会計事務所を選ぶ際は、資格取得の支援を行なっており有給の試験前休暇を取得できる事務所を選びましょう。
税理士試験に理解がある事務所は、有給の試験前休暇を取得できる傾向があります。
ブラックな会計事務所を回避する方法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。