【体験談】公認会計士試験の勉強スケジュールを効率的に組み立てる方法を解説

こんにちは、現役公認会計士の植村拓真(うえむら たくま)です。

公認会計士試験に短期合格するうえで、勉強スケジュールの組み立ては欠かせません。無計画で勉強してしまうと、合格までに時間がかかるか不合格待った無しです。

そこで今回は、私の経験をもとに公認会計士試験の勉強スケジュールを効率的に組み立てる方法を解説します。

 

勉強スケジュールを組み立てるうえで、合格までにどれほどの時間がかかるのかは重要な情報です。まだ知らない方は、以下の記事からご覧ください。

公認会計士試験の勉強スケジュールに関する前提知識

公認会計士試験の勉強スケジュールは、大きく分けて以下の3つに分かれます。

  1. 年間のスケジュール
  2. 月間のスケジュール
  3. 週間及び一日のスケジュール

そのうえで、これは必ず知っておいてほしい話なのですが、勉強のスケジュールは時間をかけて細かく作る必要は一切ありません

 

スケジュールを細かく作ったところで、ほとんどの場合守れないからです。しかも、細かく作れば作るほど、組み立て自体に時間がかかりますよね。

ハッキリ言って、組み立て時間に費やす時間を勉強に充てるべきです。

 

そして、最も駄目なのがスケジュールを作っただけで勉強した気になることです。普通に考えておかしい話なのですが、実は結構よくあるパターンです。

細かい勉強スケジュールを立てること自体が結構大変で時間がかかるため、なんだか頑張って勉強した感が出て満足してしまいます。

で、その日は特に何も勉強せずに眠りについてしまうと。

 

そして、いざ次の日になったら、前日に自分が作った細か過ぎるスケジュールに戸惑って思うように勉強が進まず、結局勉強スケジュールを達成できない事態に陥ってしまいます。

結果、達成できなかった罪悪感や自分への自信のなさを生み出してしまい、モチベーションが下がりどんどん勉強から遠ざかります。本末転倒な話ですね。

 

勉強を効率的に進めるためのスケジュールなのに、結局は勉強の足を引っ張ってしまうという。本当によくある話です。私自身、公認会計士試験の勉強を始めたばかりの頃はこんな感じでした。

時間を無駄に消費しないために、あなたも勉強スケジュールを組み立てるときは、あまり時間をかけ過ぎず細かく作りすぎないようにしてください。

勉強スケジュールはざっくりとしたもので大丈夫です。

 

繰り返しになりますが、自分で組み立てた勉強スケジュールがきちんと守られることなんて、ほぼありません。守られもしない勉強スケジュールに一生懸命時間をかけるなんて、時間の無駄です。

 

とはいえ、毎日無計画に行き当たりばったりな勉強を続けるのも、それなりに時間を無駄にするリスクがあります。

ある程度は

スーツ 吹き出し 画像
受験生
この時期に、自分はこれだけできているようにしておこう

みたいに、ざっくりとした勉強スケジュールを組み立てておくのは重要です。

 

そんなわけで、先ほどお話しした以下の3つスケジュール、

  1. 年間のスケジュール
  2. 月間のスケジュール
  3. 週間及び一日のスケジュール

に分けて、効率的に勉強スケジュールを組み立てていく方法についてお話していきます。

年間の勉強スケジュールは予備校のカリキュラムをベースに作る

まずは、年間の勉強スケジュールの組み立て方について解説します。

年間の勉強スケジュールを組み立てるうえで重要なのが、最後まで予備校のカリキュラムについていくことです。

本ブログで何度もお話ししていますが、わざわざ予備校の講義に出席したり予備校の勉強スケジュールにあなたの勉強スケジュールを合わせたりする必要はありません

 

しかし、常にこの時期に予備校はどこまで講義を進めているのかという意識を持っておくのは大事です。

そして、予備校の年間カリキュラムは、あなたが自分がいつまでに何ができている必要があるかを把握するための大きな指針となります。

 

もちろん、租税法のように予備校のカリキュラム自体がイケていない場合もあるのですが、他の科目の勉強では、予備校のカリキュラムについていければ問題ありません

そもそも、予備校のカリキュラムにすらついていけていない受験生が大半(私もそうでした)です。

もし、あなたがきちんと予備校のカリキュラムに付いていける、あるいは追い越せているのであれば、あなたの合格率はかなり高いです。

 

予備校のカリキュラムについていけていても、勉強をサボらず継続的に努力を続けていく必要はありますが。

とにかく、予備校のカリキュラムから大きく外れずに努力を継続する意識があれば、年間の勉強スケジュールの組み立て方については、特に問題ありません。

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月間の勉強スケジュールは一番厳密に守るべき

先ほどお話しした3つのスケジュールの内、月間のスケジュールは一番厳密に守るべきスケジュールです。

月間のスケジュールも細かく作る必要はなくて、ざっくりとしたスケジュールで構わないのですが、厳密に守る必要があります

 

年間の勉強スケジュールは、あくまでも勉強の進捗確認の目安です。そして、週間及び一日の勉強スケジュールについても、達成できなくても後の期間で調整したり取り返しがついたりします。

しかし、月間の勉強スケジュールを守れずに達成できなかった場合、結構マズイです

 

特に、公認会計士試験の短期合格を目指している場合、1ヶ月の遅れはかなり致命的です。1年だろうが2年だろうが、何年での合格を目指しているかは関係ありません。

ちなみに、私の場合も5月の短答に合格したあと、8月の論文まで約3ヶ月しか残されていませんでした。

 

そこで、私はざっくりと以下のような勉強スケジュールを組み立てました。

最初の1ヶ月間で知識ゼロの租税法と経営学を仕上げる
他の科目も忘れない程度にメンテナンスする

2ヶ月目は租税法と経営学以外の論文科目を仕上げる
余裕が出てきたら答練も解き始める
租税法と経営学も知識が抜け落ちない程度にメンテナンス

3ヶ月目は論文式試験に向けて1ヶ月間かけての総仕上げ
ひたすら答練解く
答練の復習、テキスト・問題集の復習

上記くらいのペースでこなさないと間に合いませんでした

 

で、当然すべて計画どおりに達成していったわけですが、もし一つでもこのスケジュールを守れていなかったら…と、想像しただけでも震えが止まりません。

月間の勉強スケジュールを守るのは、短期合格を目指すうえで非常に重要です。

 

さて、月間の勉強スケジュールのポイントは、前半をハードに計画することです。

なぜなら、前半を少しキツめに設定してかないと、人間なのでどうしても余裕ぶって勉強をサボってしまい、スケジュールどおりに勉強を進めなくなってしまうからです。

 

その点、前半を厳しくスケジュールしておけば、メリハリの効いた勉強ができるようになりますし、仮に勉強スケジュールのとおりに進まなかったとしても、後半の頑張り次第で月間目標を達成できます。

後半のスケジュールは、前半の計画が達成できなかったときの調整も含めて少し緩めに組み立てておくと良いでしょう。

週間及び一日の勉強スケジュールはあとから変更OK

さて、月間の勉強スケジュールを組み立てたら、次は週間及び一日のスケジュールです。

まずは、月間の勉強スケジュールを達成するために残されている時間から逆算して、一週間の勉強スケジュールを組み立てます。

 

そして、今度は一週間の勉強スケジュールを達成するために逆算して、一日の勉強スケジュールを組み立てます。先ほどの例でいうと、私は最初の一ヶ月で租税法と経営学をある程度仕上げる必要がありました。

そのために組み立てた週間の勉強スケジュールは、以下のとおりです。

租税法と経営学の倍速の講義音声をすべて1~1.5週間程度の期間で聞き終わらせる
(もちろん基礎期~上級期すべての講義)

講義を聞き終わったら残りの期間で問題集を2~3周する
時間に余裕があれば答練も解き始める

で、上記の勉強スケジュールを達成するために、一日の勉強スケジュールを逆算していくわけですね。

 

講義音声の消化について掘り下げていきます。私が通っていた予備校では、租税法・経営学のすべての講義数が大体50コマほどありました。

講義音声を1~1.5週間程度で聞き終わらせようと思ったら、1日に6コマほど消化できれば8~9日で聞き終わらせられます。

倍速で講義音声を聴けば1コマ3時間の講義を1.5時間で聞き終えられるので、9時間かければ6コマ消化できます。

 

当時は論文式試験の直前期で、1日大体10~12時間を勉強に費やしていたので、ギリギリこなすことができました。かなりしんどいですけどね…。

ということで、6コマの講義音声を消化するといった、一日のの勉強スケジュールを組み立てられました。

他の一日の勉強スケジュールを組み立てるときも、大体こんな感じで逆算して考えます。

 

ただ、注意してほしいのが、一日の勉強スケジュールは厳密に守りすぎてはいけないということです。

講義音声を6コマも消化する日が続くと、流石に飽きてきます。飽きるという感情はかなりマズイです。試験勉強のモチベーション低下の原因になります。

 

ですので、試験勉強のモチベーション低下を防ぐために、たまには

  • 4コマだけ聴いて余った時間を問題集をやる時間に充てる日
  • メンテナンスのために他の科目を解いてみる日

上記のような日を作りましょう。

ここで重要なのは、あくまでも最初の1ヶ月で知識ゼロの租税法と経営学を仕上げる他の科目も忘れない程度にメンテナンスしておく月間の勉強スケジュールを達成することです。

 

最終的に1ヶ月で達成できるのであれば、週間の勉強スケジュールや一日の勉強スケジュールは、当初の予定から変えてしまって構いません

講義音声の消化についても、1~1.5週間程度の期間で消化できれば良いということでしたよね。

 

あくまでも守らないといけないのは1~1.5週間という期間であって、必ずしも月初めの1~1.5週間で講義を消化しなければならないわけではありません

講義音声を消化し終えるまではずっと講義だけを聴かなければならない、ということではありませんからね。同じことばかり繰り返していると、脳の機能だって低下していきますから。

 

だから、一つの科目の勉強に飽きてきたと思ったら、

  • 当初の一日の勉強スケジュールを変更
  • 講義音声を聞いたりするのをやめる
  • 問題集を解いたり他の科目の勉強をしたりする

上記のように脳を飽きさせない工夫をしましょう。

 

また、勉強自体に飽きたら一旦勉強をやめて、外に散歩に行く、ご飯食べに行く、パワーナップを取るなどをしても構いません。

気分転換を行えば、脳がリフレッシュされて勉強に対するモチベーションが戻ってきます。当然、時間がかかりすぎる気分転換はNGですが。

 

忘れないでほしいのが、あくまでも当初組み立てておいた月間の勉強スケジュールは月末に達成できいれば良いということです。途中で何をしても構いません。

その日の気分に従って、脳を飽きさせないようにするのが重要です。

そして、そのためにも月間の勉強スケジュールを達成できる範囲で、自分の好きなように週間及び一日の勉強スケジュールも臨機応変に変えるようにしましょう。

勉強スケジュールを達成できなくても自分を責めない

自分が組み立てた勉強スケジュールを実践していくうえで一番重要なのが、勉強スケジュールを達成できなくても自分を責めないことです。

自分を責めてしまうと徐々に自信が消失しますし、嫌悪感や罪悪感も高まって勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。

 

勉強スケジュールはあくまでもスケジュールです。達成できるかどうかなんて、実際にやってみないと分かりません。

実際にやってみて、当初組み立てた勉強スケジュールが達成できないほど厳しすぎるものだったなら、次から達成できるように修正すれば良いだけです。

もちろん、本当に達成困難な計画だったのかを反省・分析する必要はありますが

 

余談ですが、将来公認会計士になって仕事をするようになったときも、当初考えていた計画どおりにこなせることなんてまれです。

私はむしろ、計画なんてあくまでも目安程度にしか考えていません。達成できたら「やったね!」程度の感覚です。

 

私なんて、仮に計画どおりに仕事が終わらなかったとしても「あー、私がこれだけ一生懸命に頑張ったのに終わらせられないんだったら、もう仕方ないっすわー」くらいの感覚ですよ。

何というか、それくらいのふてぶてしさをもってドシッと構えておく姿勢も大切です。

とにかく、勉強スケジュールを達成できなくても自分を責めてはいけません。

 

自分を責める時間があったら、勉強スケジュールが本当に達成困難なものだったのか、あるいは達成できたのにサボったり努力不足だったりしないかを、省みるようにしましょう。

常に分析・反省してスケジュールを修正しつつ失敗を次に活かす姿勢があれば、どんな勝負も勝ち抜いていけるはずです。

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